
今月、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、シドニーを拠点とするファイナンシャルアドバイザーのピーター・サーテニッチ氏に永久的な禁止令を出した。
オーストラリアの金融規制当局は、サーテニッチ氏に対し、金融サービスの提供、金融サービス事業に関連する機能の遂行、関連事業に従事する事業体の管理を禁止した。
2020年7月から12月まで、サーテニッチ氏は、オーストラリアの認可を受けた金融会社であるスエトニウス・ウェルス・マネジメント社の取締役兼責任者として、少なくとも18人の顧客に「元本保護の私募プログラム」と称する商品を推奨した。
規制当局は、サーテニッチ氏が推奨を行う際に虚偽の約束をしたことで金融法に違反したと判断した。
同氏は顧客に対し、この投資は「元本保護」されており、高い収益を生み出す現金投資に「似ている」と主張したが、その根拠はなかった。
ASICは、サーテニッチ氏にはファイナンシャルアドバイザーに必要な判断力と能力が欠けていると判断した。 「サーテニッチ氏は不正行為をし、知識と判断力、誠実さ、信頼性、プロ意識が根本的に欠如していたため、永久に禁止された」と規制当局は述べた。
「これらの資質は金融サービスを提供するために必要なだけでなく、金融サービス事業を管理する人や金融サービス事業で役割を果たす人にとっても不可欠である」
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